週末に糸井重里さんが、こんなことをつぶやいていた…
ちょっと長いのだけど、引用する。
インターネットのあれこれを見ていて、
なにか愉快な気持ちになるということは、
どれくらいあるのだろうかと思う。ただ事実を伝えているはずのニュースでも、
善男善女が思うことを伝えているブログやSNSでも、
なにを見ていても、なんだかどんよりする。
九州で大きな災害があったのだから、
しかたのないことだろうと思ったりもするのだが、
それとは関係のない情報のほうが、気持ちを暗くする。とにかく、あちこちで、誰かが誰かを責めているのだ。
些細な失敗や、ありふれた違反や、粗相、失言を、
見つけては叩く、人を呼び寄せ責め立てる。
(中略)
いま、ぼく自身が書いている内容も、
読んでいる人の気持ちを愉快にするものではないだろう。
それはよくわかっているのだけれど、
ちょっとね、もうちょっとなんとかならないものかと、
ついついはじめの三行を書いてしまったのだった。日常の、というか、リアルの場面でも、
こんなに人のアラを探しだしたり責めたりしてるのか、
ぼくにはぼくの周辺のことしかわからないけれど、
たぶん、そういうものではないと想像している。
(中略)
ぼくは、だんだんとそれが嫌になっていて、
インターネットに触れる時間を減らそうとしている。
冗談として言わせてもらえば、
もうみんな「ほぼ日」だけを見ていればいいのに、だ。
そんなことでまとめると、それを責められそうだけどね。今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
人と人は、同じ空間で対面しているときのほうが自然では?
「ほぼ日刊イトイ新聞」今日のダーリン 4/23より(太字は筆者)
“なんだかどんよりする。気持ちを暗くする。”
そうですね。そうなったら、もう、いまさらのように
田野畑のような小さな村が、
岩手県の奥の奥、最果ての地!?といえるような場所に位置する村が、
ブログなんてものをやるイミも価値もないですね…
でも、です。
ユウウツになるニュースばかりだから、要らないのであって、
逆に、気持ちが軽くなる、とか
ホッと明るい気分になる、とか
そんな情報が行き交う場所なら、
毎日でも、フラっと立ち寄りたくなるんじゃないか…?
それは昔、なじみの喫茶店やタバコ屋さんに
たいした用ないのに、フラリ立ちよって、四方山(よもやま)話をしてたのと似たようなもんでしょう…?
(タバコ屋さんってものが町から消え、
吸うこと自体が悪みたいになり、
四方山話とか、油を売るなんて行為が、
ムダ・無意味・非効率として排除されつつあるのかもですが…)
だから、『田野畑だより』は、ムリに相手に納得してもらったり、
理屈づけ、説得したり… そんなことはしないようにしよう…
どうせ田舎ですし、
田舎どころか、「陸の孤島」と呼ばれたほど、ほぼ異国(外国なんだ!)
ですから、こ〜んなカンジで
あんまりイミない、役にも立たない(かもしれない)ことを ユル〜く載せていこう
そう思います。
その方が、四国よりも大きな広さを誇る岩手県のハシっこ、
海と山に四方を囲まれた、小さな村にはちょうど良い気がします。
ブータンじゃないけど、
なんかそこに住んでる人、
気持ちよさそう…
1部の人に、そう思ってもらえたら、それでOK。
そうなれば、ギスギスしたネット社会の片隅に
こんな村が届ける、ちっちゃなお便りに、少しはイミ(いえ、価値)が出るかもしれません。
今日も、『田野畑だより』に来てくれてありがとうございます。
遅ればせながら、ようやく田野畑村にも、春が到着。
桜はいまが、見ごろです。