田野畑名物「いもだんす」はこうして出来る 〜 その2

前回、田野畑の名物料理「いもだんす」をご紹介しましたが、本日はその続編「凍みイモの粉」(いもだんす用の粉)はこうして出来る、をお伝えします。

かつては田野畑 冬の風物詩であった「いもだんす」も今やその材料「凍みイモの粉」を作るのは1組だけ。その作り手が、菊地フチさん&英光さん親子。なんせ、作るのには極寒の季節に清流で凍らせる必要があるイモの粉。容易なことではありません。

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「おいしいイモの粉をつくるには、イモを一気に凍らせる厳しい寒さ、清らかな水の流れ、そして寒締めに適した冷たく乾いた風。これらの自然条件が必要になりますが、ここ田野畑・明戸地区の1〜2月はまさにこの条件にピッタリの環境になります」

こう仰る菊地英光さんは、寒さが特に厳しい寒の入りに合わせて今年のイモを川にさらしました。

「凍み大根は、たらいに張った水でも良いけど、イモは流水でしっかりアク抜きすることが大切で、これが後の品質の良さにつながります」

そう言いながら広げたイモは、およそ10日間、水にさらし、その後にしっかりと寒干しします。それがこの“イモのカーテン”。

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十分に乾燥させたら粉に挽く。こうすれば、ひと冬どころか何年でも保管可能な立派な保存食のでき上がりです。

「イモの粉100%だと、歯ごたえがあってイモらしい味わいですが、出来たてを食べないと固くなってしまう。温めなおしたり柔らかくしたいときは、小麦粉や同じイモであるカタクリ粉と混ぜます。地元でおなじみの「いもだんす」は小麦粉と練るのが一般的ですね」 とは、菊地フチさん。

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昨秋の産業まつり「料理コンテスト」では、この菊地さん親子の「イモの粉」がテーマ食材となり、村内の腕利きたちが料理の腕を競いました。グランプリを獲ったのが、思惟大橋レストハウスの皆さんによる「やごべえ御膳」

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「イモの粉」1つでこれほどの御膳を完成させたのですから驚きです!

今シーズンの「イモの粉」、乾燥&製粉、終わりました〜!!
ただ今、「道の駅・たのはた」で絶賛発売中ですので、田野畑へお越しの際はぜひお買い求めください。

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