先月、田野畑村ファンクラブ『懐かし村』会員向けに、地元母ちゃんたちが料理の腕をふるった2品「茎っこ煮」「イモだんす」を試食サンプルとしてお届けしました。
続々とアンケートの回答&熱い応援メッセージが届き、集計しましたので結果を発表します!
まずはこちら、ワカメの茎の部分を活かした佃煮「茎っこ煮」。
これは予想通りで、約85%の方が「派手さはないが、素朴でやさしい感じがする」という答え。良くいえば「好感がもてる」、厳しくいえば「地味…」ということでしょう。
「味」について聞いてみると、「ちょうど良くて満足」と「ワカメの風味が生きていて良い」を合わせて 90%に迫る勢い。正直、これは予想以上に良い評価で、嬉しいサプライズ!(おいしい自信はありましたが、華に欠けるのでもう少し厳しい評価になると思っていました)
さらに「価格」についても、「ぜひ買いたい」&「ときどきは買うことを考える」合計で7割越え。「総合評価」を見ると…
平均 ‐ 7.5点(10点満点) まだまだ改善の余地はありながら、かなり望みを抱ける結果でした!
もう1品が、田野畑村ならではの“凍みイモ”の粉を団子にした「イモだんす」
「イモだんす」って何?という方は、コチラをご覧ください ↓
6割の人が「ふつう」。3割の人が「おいしい」と答えているものの、これは引きつける力が弱いということ。
「購入意欲」については「どちらともいえない」が 40%。次いで「たぶん買わない」が 35%も。これはかなり厳しい評価です。実際、総合評価を見ても
平均 ‐ 5.7点(10点満点) と「ふつう」をちょっと上回るぐらい。
コメント欄を見ると「甘さが足りない」「甘さ控えめが良いのかもしれませんが、個人的には少しうすい気がしました」という意見が多く見られました。
実は「なるほど…」と思い当たるふしがあります。「イモだんす」を“お汁粉”と考えると当然甘いデザートなのですが、村ではこれは立派な食事のメニューなんです。
こんなふうにイモの粉を使って、豪華な御膳をつくれるほどです。
おやきに揚げ物、だんご汁、そして漬物に甘酒まで!これら全てにイモの粉が使われています!!
食事の一部である以上、お菓子のように甘さたっぷりとはいかないし、作り手の「思惟大橋レストハウス」の皆さんも世の健康志向を意識して、さじ加減を調整したのでしょう。
関西在住の方からのこの意見にポイントが現れている気がします。
“地元ならではの料理”とか“地域の特色を活かして”の商品開発とよく言われますが、「味覚とは人の感覚のなかで最も保守的なもの」とも言われます。自らの強みを活かしながらも、他所の人にも受け入れられるもの。その「最適バランス」を見つけるのが商品開発の肝といえそうです。
今回の結果を受け、両商品ともより一層の改善を進めていきますが、特に『茎っこ煮』については近日中にブラッシュアップした新バージョンを披露できるかと思います。ぜひご期待ください!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「茎っこ煮」を作ってくれたのは、こちら田野畑村漁協 羅賀女性部の皆さん
田野畑村ファンクラブ「懐かし村」とは…?「懐かし村」の詳細・お問合せはコチラ ↓
田野畑村産業開発公社内 「懐かし村」事務局
TEL: 0194-34-2080 FAX: 0194-34-2081
http://www.tanohatamilk.com/04_sonmin/index.html