早いもので台風10号が岩手県に襲来して、半月が経ちました。
今もニュースでは被災地の状況が報じられたりするものの、首都圏はいうに及ばず、盛岡など県内においても多くの人にとって(皮膚感覚においては)“過去のこと”になりつつあるかもしれません。
岩手県内で1番甚大な被害が出たのは、お隣り岩泉町と思っていましたが、久慈市で孤立集落の調査に当っている方から、現場の画像をご共有いただきました。言葉を失います。
四国全土にほぼ匹敵する広さの岩手県では、こんな感じで家屋が点在することが珍しくありません。
ここは久慈市山根町。1軒のために往復15kmを往きます。
道はこんな感じなので、車では行けません。徒歩です。
まだ“道”の形を残しているのは良いほうで
完全に“川”になってしまったり、
川でも、道でもなくなっていたり、
突如、道が消えたり、断たれたり…
想像を絶していました。
自衛隊や完全装備の消防隊とも途中、行き交ったそうですが、確かにこうしたところに行くには、下手をすると二次災害になりかねません。孤立して、水、電気、食料等を断たれた集落の方々には、一刻も早い救助と無事を祈るばかりですが、そこへ往く救援隊の方々もどうかくれぐれもお気をつけて。無事の任務遂行、ご帰還をお祈りします。
田野畑村はこうした救助隊や他県市町村からの応援職員の支援拠点の1つとして機能しています。
ニュースではどうしても市街地や町の中心施設がカバーされ、こうした集落にまでカメラが入ることはほとんどありません。このようなリアルな現場の様子を見聞きすると、あらためて今回の被害の甚大さを痛感します。
まだまだ道のりは長く、険しいものですが、現実を直視して、一歩ずつ進んでいきます。
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岩泉町災害義援金募集はコチラ
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