浜で焼きウニ

ウニ漁、まもなく解禁です!

すでに南の方ではウニ漁が始まっていますが、ここ田野畑村ではシーズン到来はまだ。なにしろ寒いんです。
日中、陽が出ているうちは少し暖かくなったかな… と思い、そろそろ半袖… なんて考えもよぎりますが、日が暮れると急に冷えこみ暖房が欲しくなります。東京はもちろん、盛岡などでも夏日を記録する中、ここ北三陸はまるで別世界です。

そんな気候ではありますが、今年は「旬のウニ」の魅力をたっぷりお伝えしようと、村民有志が鋭意奮闘中です。詳しくはもう間もなく完成予定の『田野畑だより 〜 夏・ウニ特集号』までお待ち頂きたいのですが、本日はひと足先にその取材模様をチラッとご紹介します。

漁協さんから特別な許可をとり、口開け前(=ウニの解禁を地元ではこう呼びます)に、漁師さんにウニを獲ってきて頂きました。お願いしたのは、ベテラン漁師でサッパ船・船長でもある上村繁幸さん。朝6時に待ち合わせ場所の机港に行くと、颯爽と上村さんがウニを載せて到着。数日前から雨つづきでしたが、この日は最高の取材日和。見事なハレ男ぶりです!

サッパ船・上村船長

そのウニの殻を手際よく処理すると、今日のメニュー第1弾は「焼きウニ」!獲りたてウニを生のまま、その場ですすりつつ(いささか行儀が悪くても、やっぱりこれは醍醐味!)、炭火で網焼きしていきます。殻を半割して火にかけると香ばしい、食欲をそそる薫りが漂ってきますが、この日、漁協女性部が披露してくれた「特製焼きウニ」がコレ ↓

焼きウニUP

ウニの実を殻の中にビッチリ詰めて、シソの葉でフタをします。こうして炭火で焼くこと10分少々。表面はカリッ、中はトロ〜リの“うにプリン”(!?)の出来上がり!これを野外イベントなどで販売したら、大人気になるだろうな〜 と思いつつ、1つのウニの中に5〜6個分のウニの実が詰まってますから、1ケいくらになるんだろう… 超贅沢品ですね。

その後「塩ウニ」をつくり、ウニとアワビの「イチゴ煮」を堪能し、田野畑村ならではの発酵食「しょがれかぜ」に驚き、「ウニの炊きこみご飯」の薫りに頭がクラクラ… 盛り沢山の内容です。続報をお楽しみに!

この日、午前中に取材協力してくれたのは、こちらの面々。朝陽をうけて、皆さん輝いています!

口開け前の三人衆

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