今回の料理コンテストでひときわ異彩を放ったのが、沼袋地区の若きお母さんたちによる豆腐づくし料理。
将来、子どもたちが大きくなって久しぶりに帰ってきた時、母親として子どもが大好きなメニューを食べさせてあげたい!そんな思いで作りました
とは、「Happy Mama’s キッチン」の皆さん。
野菜たっぷり豆腐のスープ&豆腐ハンバーグ
人参ライス
野菜スティック(ディップ付)& 彩りカクテルマリネ
シフォンケーキ&ずんだ白玉&生チョコ
これら全てに地元・畠山豆腐店の豆腐が使われているというのだから驚きです。“料理”や“素材”のPRではなく、1つの“世界観の提示”に挑んでいます。ここまで考えぬいた展示をしたところは、全出場団体のなかでもごく一部だったはず。
親が子どもに食べてほしい料理/食べさせたい料理と、子どもが喜んで食べる料理は、往々にして違うもの。それをいかにうまく一致させるか… 「Happy Mama’s キッチン」の若きお母さんたちは、そこにこそ意識を向けたようです。「幼いころから食べてきた食の記憶が、心にのこる母の味、ふるさとの味になるはず。だからこそ、子どもが大好きなハンバーグをメインにした料理」にしています。
それでいて「他のチームが考えつかないもの」へ果敢にチャレンジ。ハンバーグに豆腐をねりこむことに始まり、ライスも栄養と彩りを考え「人参ライス」に変更。一見シンプルに見える「野菜スティック」も2種類の“豆腐ディップ”を用意して、楽しみながらおいしく&健康に食べられるように配慮。だからこそ、試作&試食のときに子どもたちは、我先にと野菜スティック&マリネに手を伸ばしていたのですね。
子どもの嫌いな食べもの上位を争うニンジンが、ここでは大人気!
こんなお母さんたちが、子どもたちの食と健康を考えてくれれば、田野畑の未来は明るいです!