第3回『田野畑流 おもてなし料理 コンテスト&ランチバイキング』結果発表(後編)

田野畑村_アワビ漁

激戦!「惣菜」部門は、新鋭 fuu~cafe の『たのはたガブっとバーガー』が制す

わずか5品のエントリーながら、グランプリを獲った
『凍みイモの粉 鮭マヨ コロッケ』をはじめ
有力チームの“エース級”がそろったのが「惣菜」部門。

ハイレベルな競争を制したのが
「fuu~cafe…with T」『たのはたガブっとバーガー』

たのはたガブッとバーガー

見るからに“うまそう!”が伝わってきますが
凄いのは、見かけだけじゃないんです。

パンはイモの粉を使って焼き
具にはワカメやタコなどの海産物と
ヨーグルトも使用して、田野畑の「海&山&酪農」全てを盛りこんだ意欲作。

「イイもの全部、詰めこみました!」という料理は
えてして主張がぶつかり合い
1つの作品としては「?」となることが多いですが
そこを見事にまとめあげた、見事な料理でした!

作ってくれたのは、コチラ↓
fuu cafe...with T

3月末まで「道の駅 たのはた」内
「思惟大橋レストハウス」を借りて、村内唯一のカフェを営業中の
三浦陽子さん & 地域おこし協力隊の高木智彦さんのコンビ。

バーガーと一緒に映っている『くろもじ茶っプリン』
非常に好評で、今後の常時販売が望まれる一品でした。
(黒もじ茶のプリン&パンナコッタが2層になっている!)

副賞に「肉のしもむら 特選国産牛セット」を受けとったお二人。
5~6人のチームを想定した景品なので
2人占め(?)すると相当な量になったのでは…!?

これは反則!?豪華すぎる『アワビとウニのご飯』!

「いったい、これはいくらになるんだ!?」と思ってしまうほど
豪華なご飯がおめみえしました。

Team ミネ・ヨーコによる『アワビとウニのご飯』

ウニとアワビのご飯
村を代表する海の幸「アワビ&ウニ」2品を
贅沢に使ったまさにご馳走です。

夏に旬を迎えるウニと
冬が旬のアワビ。

一緒に食べることは滅多にありませが、
「こんな食べ方もあるのでは…」と
代表の下机葉子さん(画像下、左)が考案してくれました。
Team ミネ・フジコ

副賞の「鯛寿司 食事券」で
たっぷりと特上寿司を堪能してきて下さいね!

実は、Team ミネ・ヨーコのお二人が出した
豪華メニューは、これだけじゃないんです…

Team ミネ・フジコ6品(左上から時計回りに)「鮭のゴマ袋揚げ」「香茸のつくだ煮」
「アミタケのつくだ煮」「マツタケの味噌漬」
「アワビとウニのご飯」「ひじきのつくだ煮」(中央)

来場者からは「鮭のゴマ袋揚げ、家でもやってみようと思います!」とか
「村のキノコ文化の豊かさを実感しました」などのコメントが
多数寄せられました。ミネ・ヨーコの貢献度は大きいですね。

(それにしても、この「マツタケの味噌漬」
これと「アワビとウニのご飯」を食べるだけで
ゆうに入場料のもとが取れる。500円は安すぎですね!?)

 

豪華「アワビとウニのご飯」に惜敗したものの
投票で肉薄したのが、「キノコの炊きこみご飯」

優勝候補の一角「思惟大橋レストハウス」
村のコミュニティ活動の一環として
若いお母さんたちを招いて開催したランチバイキングで好評だったメニュー。

すでに商品化され、好評発売中なので
応援PRをかねてド~ンと紹介しちゃいます。

キノコご飯

小さな「コロコロきのこ」を使っているので
原価にすれば「アワビとウニのご飯」の数分の1。

それでも多くの支持を集めたのですから
大健闘でしょう。

「思惟大橋レストハウス」の出品料理はコチラ
思惟大橋レストハウスの料理6品(左上から時計回りに)「鴨ネギのワカメ添え」「5種類の椎茸ディップ」「いもだんす」
「大根の甘酢漬」「豆しっとぎ」「キノコの炊きこみご飯」

 

「ごはん&お吸いもの」部門には
こんなメニューもありました。
番屋の塩おにぎり「番屋の塩おにぎり」

「体験村・たのはた」で塩づくりを教える
“塩じい”を海苔で表現。

こういう遊び心、大切ですね。
「体験村・たのはた レディース」の2人組みが
エントリーしてくれました!
体験村・たのはた レディース

「おいしく食べて医者いらず!田野畑 健康レシピ賞」決定!

以上5つの部門賞が投票により決定しましたが
実はそれ以外に、2つの特別賞が審査員から発表されました。

まずは、「おいしく食べて医者いらず!田野畑 健康レシピ賞」。
「田野畑村の料理は、おいしいのはもちろん、
体と自然にもやさしい、健康レシピであって欲しい」という願いから生まれた賞

その栄誉に輝いたのが、

大根の干し菜と小女子のふりかけ「大根の干し菜と小女子のふりかけ」

ちょっと見かけは地味ですが、
しっかり滋味に富んだ、とても優れた料理です。
(ご飯にもった写真を撮ればよかったですね… 後悔)

審査員の1人で、村の健康づくりを支える
地域包括支援センター 所長の畠山とし子さんはこう評しました。

「滋味のある食材を気軽にとれるよう工夫されているのが、評価のポイント。子どもたちも喜んで食べることができます。干し大根は昔から冬の大切な保存食ですが、最近は食べる機会も減っています。日々の健康管理にも、ぜひ役立てたいですね」

作ってくれたのは、今回のコンテストのために結成された
新星ユニット「カモメのジョナサンと海辺のカフカ」

海辺のカフカ

代表の辰巳ちあきさんは、地域おこし協力隊として昨年から村に赴任。
「惣菜」部門賞を受賞した fuu~cafe…with T の高木さんと共に
協力隊が揃って活躍。外部の力、貢献してますね!

「子どもに伝えたい田野畑料理賞」は、島越地区のかりんとうに決定!

この料理コンテスト、「おいしい料理を楽しもう!」
というのは勿論、大切なのですが、もう1つ
とても重視していることがあります。

それが、村の風土にあった
「地元の食文化の良さをあらためて確認しよう」というもの。

その意味では、この「子どもに伝えたい田野畑料理」賞
最も大切な賞ともいえます。

受賞したのがコチラ

田野畑かりんとう「田野畑かりんとう」

畠山とし子 審査員曰く、

田野畑村のかりんとうは、一般的なものと違いパンのように柔らかく、ボリュームもたっぷり。今回の『田野畑かりんとう』は昆布、ニンジン、ホウレン草等、健康面を意識しつつ、色彩が良く、食べる人を楽しませてくれることも高評価につながりました。

出品してくれた「チーム松島」の代表・工藤ヒロさんもやはり
「地元の素材を生かして、なにか商品になるものが作れれば…」との思いで
出品してくれたといいます。

チーム名の「松島」は、地元・島越地区の海に浮かぶ島にちなんだもの。
料理にも、名前にも地元への想いがつまった
「子どもに伝えたい田野畑料理」賞に相応しい一品でした。

チーム松島

 

『田野畑流 おもてなし料理 コンテスト』来場者インタビュー
「田野畑村を訪れてみて、いかがでしたか?」につづく
東京都・岡さんご夫婦岐阜県・須藤さんご夫妻
東京都・桑野さんご夫婦平塚市・小林さんご夫婦

 

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