会場で聞きました!「田野畑村 料理コンテスト、存分に楽しめましたか?」
ランチバイキングにいらした皆さんの中には、初めて田野畑村を訪れた人もいっぱい。
食べた料理のこと、村の印象など、皆さんのホンネを伺いました。
まず多かったのが、村の女性陣へのエール&賞賛。
いつもワカメや新巻鮭などを送ってもらっています。今回のコンテストでは、女性が団結してまとまっているのが素晴らしいと思いました。
もちろん料理も心がこもったものばかりでおいしいです。特に「シイタケの南蛮漬」が気になりました。
とおっしゃったのは、岐阜県からお越しの須藤さんご夫婦。
岐阜県からお越しの須藤さんご夫婦
村の各団体・女性部は、大変なエネルギーと情熱をこの日のために発揮して
村の食文化の発信と伝承、そしてお客様のおもてなしにと大活躍してくれました。
そこを訪問者の多くの方々が感じとり
直接・間接的にねぎらいと賞賛の言葉をかけてくださったのが、本当にありがたかったです。
「20年以上のおつきあいを経て、ついに初訪問。キノコ料理が素晴らしい!」
神奈川県からお越しの小林さんご夫婦
「懐かし村」に20年以上前から入っており、前から1度、村を訪問したいと思っていました。なかなか機会がなくて、これまで来れずにいましたが、昨年「料理コンテスト」の記念冊子を送っていただいて、「なかなか素晴らしい取りくみをされているな…」と。ぜひ1度、そんな場に立ち会えたらいいな… と思いました。
そう語ってくださったのは、神奈川県からお越しの小林さんご夫婦。
20年来の想いが、ついに実現と相成りましたが、
そのきっかけに「料理コンテスト」がなったことは、主催者として嬉しい限りです。
料理については、「キノコ類がとても好きなこともあって
キノコを使った料理がたくさん出ているのがやはり気になるし、おいしいですね」
というご感想を下さいました。
(左から)「5種の椎茸ディップ」「アミタケの佃煮」「松茸の味噌漬」
「なじみのある食材でも、こんな作り方は初めて。家でも作ってみたい!」
東京からお越しの桑野さんご夫婦
「料理コンテスト」のとり組み、おもしろいですね。馴染みのある食材も多いけど、作り方は初めてみるものばかり。
「シイタケの南蛮漬」「鮭のゴマ袋揚げ」などは、自分でも作ってみたいですね。
田野畑村に来るのは初めて、という方はもちろん大勢います。桑野さんご夫妻は、東北に来ること自体が初めてだったそうです。
印象を尋ねると、「やっぱり自然・景色がキレイですよね。北山崎(国定公園)をはじめとする海岸線。
そして豊富な海の幸・山の幸」。この地の風土に、強いインパクトを受けたようです。
料理については、プロ料理人の技巧をこらしたものではなく
村の主婦たちが、地元で受け継がれてきた郷土料理を中心に出品していますから
「自分でも家でつくってみよう…」と気軽に感じられるのも良い点ですね。
(左から)「丸ごと生シイタケの南蛮漬」「鮭のゴマ袋揚げ」
村の方は皆、親切でフレンドリー。幸せなひとときでした
埼玉県からお越しの武藤さん&堀江さん姉妹
「懐かし村」に入ってもう40年近く。田野畑村の人はみなさんフレンドリーで親切ですね。キノコを使った料理のレパートリーが多いことに驚きました。
心のこもった料理に顔も胃袋も大喜びで、幸せなひとときでした。
そう語ってくださったのは、埼玉県からお越しの武藤さん&堀江さん姉妹。
毎年「懐かし村」から送られてくる特産物のおいしさが忘れられずに
定期的にとり寄せて楽しんでいるそうです。
海もあり、山もあり、そこで採れる山海の幸に恵まれている。
「ここで生活できるのは、羨ましいわね〜」と姉妹で口をそろえました。
「イモの粉」を使った料理、「シイタケ料理」が多いことに驚きです!
東京からお越しの岡さんご夫妻
私(奥様)が教師をしていたとき、修学旅行で大変お世話になったことがきっかけで「懐かし村」に入って25年ほど。
田野畑村はとても景色がよく、おいしい山の幸、海の幸もたくさん。イモの粉を使ったもの、シイタケ料理が多いことも興味深かったです。
コンテストの開催時期について、実は村でも議論がありました。
冬は、海産物が少ないし、山は雪におおわれ農作物は望めない。
別の時期にした方が、もっと“田野畑の魅力”を体験いただけるのでは、と。
しかし結果的には、他所では見られない
冬のこの季節ならではの 食材&食文化を披露する機会になりました。
その代表例が、「イモの粉」と「キノコ料理」をはじめとする各種保存食。
(左から)「イモだんす」「田野畑ガブッとバーガー」「イモの粉 鮭マヨ コロッケ」
「田野畑ガブッとバーガー」には、パンにイモの粉が使われています。
岡さんご夫妻をはじめ、多くの方にとって
こうした「イモの粉」と「キノコ」を生かした食文化が新鮮だったようで
好意的に受け入れられてホッとしました。
昔ながらの食材を受け継ぎつつも、ハンバーガーやコロッケのように
郷土料理の枠にとどまらない新メニューを若い世代がリードして考案。
それが村の食文化への新風となり、より一層の深みと広がりを生んでいる。
今回、村外からのお客様が大勢参加してくれたことで
村の人たちは自信と活力をもらうことができました。
この「料理コンテスト」が、そんな流れを強く後押しするきっかけになればと思います。